公益財団法人 全日本剣道連盟 All Japan Kendo Federation

審査会

更新

剣道七段審査会(愛知)

開催日:
2017年11月18日(土)
会場名:
名古屋市枇杷島スポーツセンター

審査会結果

受審者数 合格者数 合格率 形再受審
984 192 19.5% 5

合格者氏名一覧

年度別、審査会結果一覧はこちら

審査員の寸評(実技)

 名古屋市枇杷島スポーツセンターで行われた七・六段審査会において、私は第六会場の審査を担当しました。 特に午後に受審された60歳台後半から70歳台前半の方々の気迫に満ちた立合が印象に残りました。

 審査では「啐啄同時」、 審査員が感じた〈機〉と受審者が繰り出す打突が合致した時、それが理に適っていれば、私は有効打突でなくても受審者の潜在的な能力が評価に値すると考えます。しかし、有効打突を求めるあまり、竹刀の保持、構え、攻め合いなどが不十分であるにも拘わらず、打ち気に逸ったり、打ち間から更に一歩入って打突したりする受審者が多く見られました。打突をするまでの理合と攻めについて体得するには、剣道形の稽古が最適です。それは必ず実技にも反映されます。

 また、基本の稽古を充実させ、適正な姿勢(丹田)、正しい足さばき(左足の引き付けと送り足)、攻め(鎬の使い方)、打突(踏み切り足と踏み込み足)、そして残心(縁を切らない)等を確実に身に付ける事の必要性も感じました。それらを積み上げ、審査に臨まれる事を期待します。

 審査員は、立合で正しい着装・所作は勿論の事、剣道の風格や品格も見ています。正しい着装・所作は相手に対する敬意の表れです。風格や品格は、吉田兼好が『徒然草』の中で、或る人の行動を「朝夕の心づかひによるべし」と評しているように、常日頃から己を厳しく律する生き方に依拠しています。立合では、相手へ敬意と礼を尽くし、培ってきた風格と品格を保ちつつ、日頃の鍛錬・錬磨の成果を遺憾なく発揮する事が望まれます。

 剣道の質的な向上を目指すために、試合や講習会にも積極的に参加され、ご自身の剣道を客観的に見直す機会を多く持つ事をお勧め致します。先生方の益々のご精武と躍進をお祈り致します。

水田 重則

審査員の寸評(剣道形)

 名古屋における剣道形の審査について所感を述べます。

 実技合格者全員が剣道形に合格し、晴れて昇段される事を期待して審査に臨みましたが、七・六段共に不合格が出てしまい残念に思います。一言で言えば、形稽古不十分の結果ですが、具体的には、審査が間近になり、一夜漬けで形の稽古をしている。形は審査の時だけ稽古をして、審査が終わるとやらない。やれば良いと思いつつ、つい手が出ないという形軽視の風潮が否めません。

 形合わせの無い状態から演武するため、師の位である打太刀の〝機〟の捉え方に余裕がなく、打ち急ぎを仕太刀はうまく対応していましたが、間合の取り方に難点が多く見受けられました。

 全般的には、定められた約束と順序に従い、無難にこなしていた見ましたが、稽古不足を痛感致しました。

 六段以上は上級者と区分され、指導者としての資格が付与されました。剣道形を正しく継承し、次代に伝える責任があります。

 昇段を契機に、形稽古に取り組まれる事を念願する次第です。

島野 大洋

*この記事は、月刊「剣窓」2018年1月号の記事を再掲載しています。

行事概要

行事名
剣道七段審査会(愛知)
開催日
2017年11月18日(土)
会場名
名古屋市枇杷島スポーツセンター
〒451-0053 愛知県名古屋市西区枇杷島1-1-2
(1)名鉄 名古屋本線 栄生駅又は東枇杷島駅下車 徒歩7分(2)市バス (名古屋駅) レモンホーム10番のりば発 4系統循環 レモンホーム11番のりば発 117系統循環 枇杷島スポーツセンター下車
お知らせをシェア

過去の審査会

関連する審査会