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剣道八段審査会(愛知)2日目

開催日:
2025年08月10日(日)
会場名:
名古屋市枇杷島スポーツセンター

審査会結果

受審者数 合格者数 合格率 形再受審
562 6 1.1% 0

合格者氏名一覧
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審査員の寸評(実技)

 名古屋市枇杷島スポーツセンターに於いて、剣道八段審査会が8月9日(土)・10日(日)の両日に行われました。

 合格されました皆様には、衷心よりお祝いを申し上げます。更なるご精進を願います。審査は、限られた短い時間の中で、自己の修錬の成果を最大限に表現し、その段位にふさわしい実力があるか、総合的に判断してもらうものです。自信と信念を持って焦らず迷わず平常心で臨むべきです。審査で感じたことを簡単に申し述べます。

 まず、全剣連「剣道称号段位審査実施要領」の「段位審査の方法」に示す審査の着眼点を今一度認識し、審査に臨んでいただきたいと思います。

 審査内容としては、姿勢・態度・構えは全般的に良好ですが、これに拘りすぎ硬くなって、攻めの厳しさに欠けています。剣道は、「気で攻めて、理で打て」と教えられていますが、気で攻められても、「攻め返し」で応ずるという気争いが見られません。また、交刃から相手の剣先を崩して捨て身で気力の溢れた一連の動作「攻め―機会―有効打突―残心」がなく無駄打ちが多く見られました。限られた時間内に自分の実力を発揮することは至難の業であると思いますが、普段から初太刀を大事にし、気力と攻めに集中し、「心気力一致」「打ち切る」打突の技が出せるように心がけてください。

 稽古とは、「事理一致」の修錬・「百錬自得」、今一度、基本に帰り、理に適った技が自然に出せるよう今後の稽古になお一層の精進を祈念申し上げます。

俣木 正喜
*この記事は、月刊「剣窓」2025年10月号の記事を再掲載しています。

行事概要

行事名
剣道八段審査会(愛知)2日目
開催日
2025年08月10日(日)
会場名
名古屋市枇杷島スポーツセンター
〒451-0053 愛知県名古屋市西区枇杷島1-1-2
(1)名鉄 名古屋本線 栄生駅 徒歩10分、又は東枇杷島駅下車 徒歩5分(2)市バス (名古屋駅)5番のりば発 名駅11系統(名古屋駅ー名古屋駅)「枇杷島スポーツセンター」下車
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