公益財団法人 全日本剣道連盟 All Japan Kendo Federation

審査会

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剣道六段審査会(愛知)

開催日:
2026年05月10日(日)
会場名:
名古屋市枇杷島スポーツセンター

審査会結果

受審者数 合格者数 合格率 再受審者数
574 208 36.2% 1

合格者氏名一覧

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審査員の寸評(実技)

 令和8年5月9日(土)・10日(日)、名古屋市枇杷島スポーツセンターにおいて、剣道七・六段審査会が実施されました。まずもって、合格された皆様、誠におめでとうございます。なお、合格率は七段27.4%、六段36.2%という結果でした。

 私は第4会場の実技審査を担当いたしましたが、2日間を通じて、構えた際の立ち姿や気位を意識し、しっかりと作って臨まれている方が多かったように感じました。

 その一方で、不合格となった方々に共通して見受けられたのは、対峙して触刃の間に入った途端、「打つこと」に意識が偏り、自身の姿勢や気勢が不十分となり、「気・剣・体一致」を欠いた打突になってしまう場面でした。

 六・七段受審ともなれば、「攻めて崩す」こと、そして初太刀の重要性については十分理解されていることと思います。しかし、相手の打突に対して反射的に技を繰り出したり、「打ちたいから打つ」という根拠の薄い打突に終始したりしてしまうことで、結果として有効打突にならない場面が繰り返されていたように感じました。

 しかけ技として面主体で攻めること自体は大変良いのですが、それに対する出ばな小手や面返し胴が非常に多く見受けられ、互いに同じ技の応酬となる場面も少なくありませんでした。これらも立派な技ではありますが、技を出す「必然性」や「攻めの積み重ね」が伴わなければ、審査員の心を動かす一本にはなりにくいと思われます。

 また、せっかくしかけ技で有効打突を放ったにもかかわらず、その直後に不用意に前へ出て打たれてしまう場面も多く見受けられました。

 審査は、打たれたから不合格になるわけではありません。むしろ大切なのは、「どう攻め、どう打ち切ったか」であります。普段の稽古においても、打たれることを恐れず、「打っても打たれても100点」という気持ちで、中心を割り、真っ直ぐに面を打ち抜く意識を持って対峙していただきたいと思います。

小山 正洋

審査員の寸評(剣道形)

 令和8年5月9日(土)、10日(日)愛知県名古屋市枇杷島スポーツセンターに於いて剣道七・六段の審査会が実施された。今回ご昇段されました皆様方、誠におめでとうございました。

 今後は高段者として指導的立場になり、当然「日本剣道形」に対する実践力、指導力が問われることになります。その為には昭和56年12月制定の『日本剣道形解説書』を熟読、精通されまして形の修錬に励んでいただきたいと思います。

 今回担当しました審査員のご指摘で留意すべき点を記します。
一、原則としての打太刀、仕太刀の関係を理解できず、仕太刀が打太刀より先に始動している受審者が散見された。
二、打太刀、仕太刀共に打突部位を正確に捉えていない。
三、打突に際して「打突」と「斬る」との相違を理解していただきたい。木刀(真剣)は「反り」があるので「斬る」という観点から竹刀のように手首(スナップ)を効かさないこと。
四、剣道形全体を通して、緊張感もあり、上半身に力が入っている為、特に左右の鎬(しのぎ)を使えていない受審者が多く見受けられた。日本剣道形も実技と同様に、自分より高段者、上手の指導を受けることが上達の早道です。

 今後共に基本的諸動作、打突の間合、機会、理合等を修錬、工夫され皆様方の益々のご精進を期待し、寸評とさせていただきます。

島野 泰山
*この記事は、月刊「剣窓」2026年7月号の記事を再掲載しています。

行事概要

行事名
剣道六段審査会(愛知)
開催日
2026年05月10日(日)
会場名
名古屋市枇杷島スポーツセンター
〒451-0053 愛知県名古屋市西区枇杷島1-1-2
(1)名鉄 名古屋本線 栄生駅 徒歩10分、又は東枇杷島駅下車 徒歩5分(2)市バス (名古屋駅)5番のりば発 名駅11系統(名古屋駅ー名古屋駅)「枇杷島スポーツセンター」下車
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