公益財団法人 全日本剣道連盟 All Japan Kendo Federation

審査会

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剣道六段審査会(愛知)

開催日:
2025年11月09日(日)
会場名:
名古屋市枇杷島スポーツセンター

審査会結果

受審者数 合格者数 合格率 再受審者数
713 264 37.0% 5

合格者氏名一覧

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審査員の寸評(実技)

 令和7年11月8日(土)・9日(日)に、名古屋市枇杷島スポーツセンターにて七段・六段審査会が行われました。七段審査は合格率26.7%、六段審査は37.0%という結果であり、合格された皆さま、本当におめでとうございます。

 実技審査員を務めましたので感じたことを述べます。審査で最も重要なのは、七段・六段にふさわしい「価値ある剣道の姿」を示せているかどうかと考えます。そのためには「心法」「刀法」「身法」の三位一体を総合的に修練されていることが求められます。

 心法では、精神の充実と礼法・着装は元より、技の中での心の働きが重要となります。気勢によって機会を捉え、合気の中で攻め勝ち、打ち切った技を出すことが大切です。短い審査時間ゆえ打ち気が先走り、無駄な打突に終わる例も見られました。攻めて気で勝ち、理に適った一本を示すことが合格への道です。特に「3つの許さぬところ」を意識し、気位を保ちながら初太刀の一本で審査員の心を捉えることが肝要です。

 刀法では、刃筋や物打ちが理合に沿っていることが重要であり、高段者として確実な技、適切な間合、打突の強さや手の内の作用が求められます。しかし、一足一刀ではない不的確な間合の打突も散見されました。

 身法では、姿勢・体さばき・足さばきなど全体を通じて気・剣・体の一致を示すものです。年齢を重ねると上半身に偏った技になりやすく、打ち切らない中途半端な打突が目立ちます。

 これを克服してこそ価値ある七段・六段の姿となります。日頃の修練を積み重ね、年齢に応じた足さばきを身につけることが大切です。

 今回、女性受審者から高段者としてふさわしい合格者が多数誕生したことは大変喜ばしく、今後もさらに増えることを期待します。合格者は、指導的立場として自身の修練を礎に「剣道の精義・技術」を後進へ伝える責務を担います。日々の鍛錬が価値ある剣道へと結実することを示すことこそ、段位取得の意義であり、剣道界の発展につながると考えます。不合格となった方も、これらの点に留意し精進を重ね、次の機会には必ず合格を目指していただきたいと思います。

祝 要司

審査員の寸評(剣道形)

 去る11月8日(土)、9日(日)に名古屋市において開催された剣道七・六段審査会で剣道形の審査を担当しました。

 先ず形審査を見事突破された皆様、まことにおめでとうございました! ただ、残念なことは七段で2名、六段で3名の不合格者が出たことです。なぜ昇段審査において剣道形が課せられているかを理解していただきたい。これは剣道形を修錬することにより旺盛な気力の充実、礼法、所作、呼吸法、間合と理合、打突の機会を身に付け、気品、風格、気位が生まれる等々、竹刀稽古と形稽古は車の両輪のごとく修錬することの重要性が古来からいわれております。

 又、『日本剣道形解説書』の中で剣道形審査上の着眼点が10項目掲げられています。これはいずれも剣道形を修錬するうえで大切な項目ばかりです。是非とも熟読精通のうえ、正しい剣道形習得に努めていただきたい。
 一、立会前後の作法、所作、刀の取扱いを適切に行うこと。
 一、五つの構え、小太刀の形における半身の構え、入身の所作を正しく行うこと。
 一、終始充実した気勢気迫をもって合気で行い段位にふさわしい迫真性、重厚性が見受けられるか。
 一、打太刀仕太刀の関係を理解し原則として仕太刀は打太刀に従って始動すること。
 一、太刀の形においては「機を見て」小太刀の形においては「入身になろうとするところ」とある打突の時機は適切か。
 一、各本ごとの理合を熟知し技に応じた打突の度合い緩急強弱を心得一拍子で行うこと。
 一、打太刀は一足一刀の間合から打突部位を打突し仕太刀は物打で打突部位を確実に打突すること等々掲げられているが細部については割愛します。

 今後正しい剣道形習得に努められ益々のご活躍を祈念し寸評といたします。

伊藤 陽文
*この記事は、月刊「剣窓」2026年1月号の記事を再掲載しています。

行事概要

行事名
剣道六段審査会(愛知)
開催日
2025年11月09日(日)
会場名
名古屋市枇杷島スポーツセンター
〒451-0053 愛知県名古屋市西区枇杷島1-1-2
(1)名鉄 名古屋本線 栄生駅 徒歩10分、又は東枇杷島駅下車 徒歩5分(2)市バス (名古屋駅)5番のりば発 名駅11系統(名古屋駅ー名古屋駅)「枇杷島スポーツセンター」下車
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