公益財団法人 全日本剣道連盟 All Japan Kendo Federation

審査会

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居合道七段審査会(東京)

開催日:
2019年11月30日(土)
会場名:
江戸川区スポーツセンター

審査会結果

受審者数 合格者数 合格率
136 16 11.8%

合格者氏名一覧
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審査員の寸評

 風が冷たい11月30日(土)、居合道七・六段審査会が東京都江戸川区スポーツセンターで開催された。

 審査員研修会において、全日本剣道連盟奥島快男副会長より居合道審査員としての使命感を持って厳正、公正に審査にあたって下さいとのご挨拶を頂いた。草間純市居合道委員長より審査員としての心構え、遵守事項等のご指導を頂き、指定技の発表があった。

 六段は、一本目前、三本目受け流し、五本目袈裟切り、七本目三方切り、九本目添え手突き、十一本目総切り。

 七段は、一本目前、二本目後ろ、四本目柄当て、六本目諸手突き、八本目顔面当て、十本目四方切りを発表され研修会を終了し、審査員一同、気を引き締めて審査会に臨んだ。

 この審査会で気付いた点を記させて頂きます。三本目受け流しは受け流しから切り下ろしまで一連の動作で行う技であるが「受け流した勢いで切っ先を右上方へ回して敵に向き直りながら」云々とあるが一連の動きと速さに囚われて急ぎすぎて基本的な刀法、鎬の使いを省略している。六本目諸手突きは抜き打ちが顎まで斬れてない。七本目三方切りは、正面の敵を圧しながらの気攻めの構えが見えない、高段者としての修行の深さ「残心、間」を考えては如何かと思う。十一本目総切りでは送り足の左足の後ろ足で上体を押していく力強さが見えず、気攻めがない。腰腹部の切りが水平に切ってない。以上の様な基本動作不足のところが目に付いた。

 演武が型にとらわれ過ぎて気剣体の一致、目付けがおろそかになり仮想敵を見据えた理合に乏しく、基本の上に理合が備わった武道としての合理的な居合であることが望ましい。

 七段審査受審をする場合、20年以上にわたって修行してきた技量の中から自然と風格が身に着いて表れて来るものと思います。

 解説書をよく熟知し、稽古することが一番大切なことですが、自分が陥っている正確な基本技とその段位としての熟練技能の修得等、もう一度、初心に立ち返り、基本の稽古と高段者としての気・剣・体の一致の練熟した稽古に取り組んでみては如何でしょうか。

 今回めでたく合格された方、誠におめでとうございます。これに満足せずにさらに奥の深い技を極めて上段を目指して頂きたい。残念ながら今回失敗された方、継続は力なりと申しますが今一度研鑽修行されて次回挑戦されますことを望みます。

迫野 康雄

*この記事は、月刊「剣窓」2020年1月号の記事を再掲載しています。

行事概要

行事名
居合道七段審査会(東京)
開催日
2019年11月30日(土)
会場名
江戸川区スポーツセンター
〒134-0088 東京都江戸川区西葛西4-2-20
東京メトロ東西線-西葛西駅下車、徒歩6分/JR新小岩駅南口から都バス「小島経由・西葛西行き」西葛西駅下車、徒歩6分
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