公益財団法人 全日本剣道連盟 All Japan Kendo Federation

審査会

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剣道七段審査会(京都)

開催日:
2026年04月30日(木)
会場名:
京都市体育館<!--京都市右京区西京極新明町1-->

審査会結果

受審者数 合格者数 合格率 再受審者数
501 104 20.8% 2

合格者氏名一覧

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審査員の寸評(実技)

 京都市体育館において実施された七段審査会(第四会場)での所感を申し述べる。

 この度の七段審査は、合格率20.8%という近年では厳しい結果となったが、これは七段という位が持つ重みの表れでもある。

 受審者に今一度深く認識していただきたいのは、剣道の審査は言うまでもなく試合ではないということだ。審査の立合いにおいては、相手との対立と共に互いの調和が伴わなければならない。調和とは、すなわち相互の気が高い次元で結びつく「合気」の状態を指す。一方的に相手を打ち崩し、打突を重ねたとしてもそれが直ちに評価に繋がるとは限らない。相手を無視した独りよがりの攻勢は審査基準第15条の定めを欠くものだからである。

 合格者は、相手を尊重しつつも気勢で圧倒し合気の中から生まれる「必然の打突」を体現していた。そこには対立を超越した美しさと、指導的立場にふさわしい格調があった。一方で、及ばなかった受審者は、当てることに執着して姿勢を崩し調和を欠いた強引な技が目立った。

 受審者各位には、勝敗を超えた先にある「剣の理法」を深く探求し、対立の中に真の調和を見出す修錬に、より一層励まれることを切に期待したい。

山中 洋介

審査員の寸評(剣道形)

 4月29日(祝)・30日(木)京都市体育館で標記審査会が行われました。審査会では剣道形を担当しましたので感じたことを述べます。

 審査結果は六・七段ともに4名不合格でした。合格された皆様おめでとうございます。残念ながら不合格の方は次回審査に向けて修錬してください。

1.立会前後の礼法・立会の所作、木刀の取り扱いが雑である。
 入退場時の木刀(太刀、小太刀)の持ち方が平行になっていない。小太刀は右後方約5歩に下座側の膝をつき置くようになっているが、3、4歩くらいの位置に置いている人がいる。
 太刀の形から小太刀の形へ移る場合の所作が出来ていない。小太刀を取りに行く時、打太刀に背を向けて行く人がいる。

2.打太刀(師の位)、仕太刀(弟子の位)の関係を理解し、呼吸を合わせ、原則として仕太刀が打太刀より先に動作を起こさないこと。仕太刀が先に動作を起こしている人がいる。

3.打太刀は打突部位を正しく打突し、仕太刀は、物打で打突部位を正確に打突することが大切で、打突後十分な気位で残心を示さなければならない。打突部位に物打が届いていない人が多い。

4.小太刀の形で刀を解いた時、左手を解いていない。構えた時、腰に置いた左手の形が違う。これはYouTube等の形演武映像で習得したと推察されるが、刀(刃引)と木刀は違う。

5.全体的に理合を理解せず、動作と順序だけ間違えないよう実施する受審者が多く見受けられた。

 今回の審査で感じたことを述べましたが、剣道形は審査に向けて稽古するものではなく、剣道具着装の前に短時間でも剣道形に取り組む姿勢が大切です。一人稽古も有効ですが、しかるべき指導者の指導を受けることが重要です。

 合格された方はこれから指導者として日本剣道形を正しく継承し、次代に伝えなければなりません。もう一度『剣道講習会資料』『日本剣道形解説書』を熟読し日本剣道形の修錬に努めてください。更なる精進を祈念します。

二子石 貴資
*この記事は、月刊「剣窓」2026年6月号の記事を再掲載しています。

行事概要

行事名
剣道七段審査会(京都)
開催日
2026年04月30日(木)
会場名
京都市体育館<!--京都市右京区西京極新明町1-->
〒615-0864 京都市右京区西京極新明町1
阪急電鉄「西京極駅」下車 約150メートル 市バス「西京極運動公園前」下車 徒歩1分
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