公益財団法人 全日本剣道連盟 All Japan Kendo Federation

審査会

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剣道七段審査会(京都)

開催日:
2015年04月30日(木)
会場名:
京都市立体育館
受審者数 合格者数 合格率 形再受審
609 110 18.1% 5

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審査員の寸評(実技)

 京都で行われました審査会においての所見を述べさせていただきます。

審査は、歩合、錬度、風格等を総合的にみて合否を判断します。剣道で大事なことは、気で攻め、崩し、理に適った捨て身の打ちを出すことであり、攻めて打たせて打つことです。限られた時間内で、いかに審査員の心に響く打ちができるか、また、今まで修錬した自分の剣道が最高に表現できるかが一つの鍵になります。

 審査において、礼法、姿勢、構えは立派でありますが、着装については、残念ながら面紐の長い受審者が散見さました。事前の準備を万全にして審査に臨んでほしいものです。

 全般的には、蹲踞から立ち上がり触刃の間から交刃の間までの、気の攻め合いがないままに、早打ちが目立ち、有効打突につながらない無駄打ちが多く見受けられました。常に気力の充実を図り、打突の好機を捉えて、この一本に全てを尽くし、気剣体一致の打突を心掛けていただきたいと思います。

 剣道は一朝一夕には体得することは出来ませんが、平素の稽古において、切り返し、打ち込み稽古に重点をおき、充実した稽古に励んで、基本を踏まえた剣道を心掛けていただきたいと思います。

 今回受審されました皆様方の益々のご精武をご祈念申し上げます

濱﨑  滿

審査員の寸評(剣道形)

 京都における審査会の形審査結果は大変良好であったと思います。各地で実施の審査で形受審者の内容に差があることは今後の講習会等の在り方についての方向性を示唆していると考えられます。

 技術的に共通している点を挙げます。
○太刀三本目・打太刀が仕太刀をどう引き出し、引き立てることが出来るか。
○太刀六本目・仕太刀が攻め上げてから残心までの動作と気の繋がりが難しい。その間の意味を十分
理解すること。
○太刀七本目・仕太刀が胴を切った後の目付が離れないこと。
○小太刀はいかに攻め込むかを表現できるか。

 これ等の点は今回に限ったことではありませんが、特に目に付きます。形は「指導者の責任」ということを認識して欲しいと思います。動作が定められていることとその中に理屈があること。しかしそこに自己満足が生まれることになる。剣道は自分で自分が見えないことから考えて他人の眼が助けになる。より正確により向上するために指導者が必要となると思います。指導者もまた自己研鑽が必要です。

 六・七段の形となると気の錬りが形に現れます。極端にいえば順序を追いかけるのではなく、また動作を間違えても相手との関連で納得し、成程と感じた大先達の形を拝見した旧日の記憶が心に残っています(寸評の趣旨と外れました)。

 先にも記しましたが総体的に良く出来ていましたし、六段と七段との内容に差があることに感心致しました。その間の受審者の努力に敬意を表しますと同時に、そこに昇段審査の意義と価値があるのだと改めて認識させていただきました。

 以上、若干具体性に欠けましたが寸評と致します。

奥島 快男
*この記事は、月刊「剣窓」2015年6月号の記事を再掲載しています。

行事概要

行事名
剣道七段審査会(京都)
開催日
2015年04月30日(木)
会場名
京都市立体育館
〒615-0864 京都府京都市右京区西京極新明町32番地
(1)京都駅より番号73洛西バスターミナル行―西京極運動公園前下車 約20分(2)武徳殿の近くでは京都会館美術館前より番号32京都外大前行―西京極運動公園前下車 約30分(3)阪急電鉄西京極下車 約150メートル
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