公益財団法人 全日本剣道連盟 All Japan Kendo Federation

審査会

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杖道七段審査会(東京)

開催日:
2023年03月10日(金)
会場名:
江戸川区スポーツセンター

審査会結果

受審者数 合格者数 合格率
58 13 22.4%

合格者氏名一覧
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審査員の寸評(実技)

 例年は1月に開催されていた表記審査会が、本年は3月10日(金)に開催され、桜の開花も目前の穏やかな気候の中での審査会となりました。

 指定技は七段が全日本剣道連盟杖道形2本目水月〜12本目乱合までの偶数の形、六段は1本目着杖〜11本目乱留までの奇数の形それぞれ6本が指定されました。

 コロナの感染が収束傾向のためか、受審者は七段が58名、六段が105名と近年では最多となりました。合格者は七段13名、六段は27名でした。

 合格された皆様には誠におめでとうございます。今後ますます研鑽を積んで頂くとともに、杖道の普及発展にご尽力いただきたいと思います。

 今回の審査で感じたことを述べます。昇段したいという意欲は十分に感じられました。しかし3年間という長期にわたるコロナ禍により、稽古の積み重ねがとても薄く感じました。稽古回数だけでなく、全剣連はもとより各地の講習会も減少し、いろいろな方と手合わせをする経験も少なかったのではないでしょうか。

 効率的な稽古をするために、「全日本剣道連盟杖道(解説)」の杖道審判・審査上の着眼点、「杖道称号段位審査実施要領」の段位審査の方法の部分をよく頭に入れておいてください。審査員の見るポイントが分かれば稽古の取り組み方も変わっていくと思います。

 六・七段の付与基準として、精義に錬達・熟達することが求められています。これは理合の理解度です。かたちに囚われ、相手に合わせることに囚われてしまうと、杖道形の本質が見えなくなってしまいます。形を自由かつ円滑に遣えるようにするために行うことを念頭においた基本の稽古をしてください。そして「形の多くは後の先で始まる。」を忘れないようにしましょう。

 より一層のご精進を期待いたします。

村上 直隆
*この記事は、月刊「剣窓」2023年5月号の記事を再掲載しています。

行事概要

行事名
杖道七段審査会(東京)
開催日
2023年03月10日(金)
会場名
江戸川区スポーツセンター
〒134-0088 東京都江戸川区西葛西4-2-20
東京メトロ東西線-西葛西駅下車、徒歩6分/JR新小岩駅南口から都バス「小島経由・西葛西行き」西葛西駅下車、徒歩6分
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