公益財団法人 全日本剣道連盟 All Japan Kendo Federation

審査会

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居合道七段審査会(愛知)

開催日:
2015年06月26日(金)
会場名:
スカイホール豊田
受審者数 合格者数 合格率
45 9 20.0%

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審査員の寸評(実技)

 6月26日(金)、愛知県豊田市で開催された標記審査会の所見を述べます。合格された方々おめでとうございます。残念な結果となりました方々には以下にご留意下さい。

○姿勢・態度について
 七・六段審査は審査規則の付与基準に加え、「理合・風格・品位」が求められます。目に落ち着きがなく、着装の乱れが散見されました。着装の乱れは心の乱れにつながります。稽古に裏付けされた自信に溢れた姿勢・態度を心がけて下さい。

○指定技三本目【受け流し】
 抜き上げた右こぶしの小指が弛み、上体の開きが早すぎるため、上体をかばった姿勢が出来ていません。右足を左足の内側に正しく踏み込み、受け流すと同時に体を捌いて僅かに敵に向き直り、左足を引くと同時に袈裟に切り下ろす「引き切り」までを止まることなく一連の動作で正確に行って下さい。

○指定技六本目【諸手突き】
 右斜面への抜き打ちの角度および切っ先の位置が不正確です、正面の敵の水月を突いたあと、「引き抜きながら受け流しに振りかぶる」動作が、手先で「引き抜いて」います。体の捌きで引き抜いて下さい。

○指定技十本目【四方切り】
 一重身に構えたとき右足先が流れ、「両足が逆ハの字」となっています。左斜め後方の敵の水月を突くとき右こぶしが体から離れ、水月への突きが不安定です。両手の絞り込みで突いて下さい。左斜め前方の敵には、「脇構えになって」からではなく、「脇構えになりながら」です。『全日本剣道連盟居合(解説)』を熟読され、「演武の心得」を念頭に、仮想敵を意識した修錬の深さを感じさせる演武を期待致します。平素の正しい稽古の積み重ねが合格の道です。 次回のご健闘を祈ります。

青木 栄治
*この記事は、月刊「剣窓」2015年8月号の記事を再掲載しています。

行事概要

行事名
居合道七段審査会(愛知)
開催日
2015年06月26日(金)
会場名
スカイホール豊田
〒471-0861 愛知県豊田市八幡町1-20
名鉄 豊田市駅下車 徒歩15分
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