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大会のみどころ
- 行事名:
- 第71回 全日本東西対抗剣道大会
- 開催日:
- 2025年09月07日(日)
- 会場名:
- いしかわ総合スポーツセンター

「令和6年度能登半島地震・奥能登豪雨災害復興祈念」大会、東西精鋭による勝敗の行方は
令和6年元旦に発生した能登半島地震は想像を絶する大災害となり、同年9月には追い打ちをかけるような奥能登豪雨による二重災害はのどかな能登の風景を一変させた。この災害による剣道関係者の人的被害は幸いにして無かったとのことだが、住居を失い、また避難生活を余儀なくされた連盟会員も少なくない。本大会は一時も早い完全復興への願いを込めた大会であろう。
女子の部は全9試合、先鋒戦・妹尾舞香選手―川合芳奈選手ともに女子学生界を牽引してきた、両者の若さ溢れる気迫で初戦を勢いづけたい。また各年代における女子剣道の真髄を遺憾なく発揮してほしい。
男子の部は全31試合、先鋒戦・林田匡平選手―山下拓真選手は共に筑波大学出身、お互い手の内を熟知した真向勝負を期待する。29将戦・土谷有輝選手は地元出身。対する竹ノ内佑也選手は昨年の選手権覇者、実力伯仲の一戦として激しい試合展開が予想される。
28将から17将は七段戦、注目は選手権者・西村英久選手―地白允大選手の実力者同士の対戦。19将・山下穣選手―松本勝範選手、18将・森祐輔選手―津田剣太郎選手の試合展開にも期待が寄せられる。
中堅以降は八段戦、注目の度合いも一段と高くなる。中堅・楠本晴之選手―高添政史選手の対戦、若手八段の充実した気迫から発せられる冴えのある技にも注目。12将・竹中健太郎選手―権瓶功泰選手、11将・中尾真吾選手―原田悟選手も充実した風格からの洗練された技の応酬で好勝負に注目したい。
副将・大将、範士の対戦は東西の勝敗を決定する乾坤一擲の一戦となるであろう。同時に本大会の趣旨に則っとり円熟した立合いで場を締めてほしい。
最後に地元を代表する後藤拓真選手・篠井皓太選手・藤井勝司選手・岩脇司選手は震災以降「能登に元気を ともに前へ」を合言葉に、復興に尽力された選手として石川県民を今後更に勇気づける試合を期待したい。
*写真は第70回大会のものです。