
審査会
更新
剣道八段審査会(京都)1日目
- 開催日:
- 2025年05月01日(木)
- 会場名:
- 京都市体育館
審査会結果
審査員の寸評(実技)
行楽期のさなか、拘束時間の軽減を図るとの観点から、昨年から審査の順番を高齢者から行うこととなった審査が5月1日、2日の両日、かたおかアリーナ京都(京都市体育館)で開催されました。1日目は受審者892名、一次合格116名(13.0%)、二次合格9名(1.0%)、2日目は受審者934名、一次合格110名(11.8%)、二次合格7名(0.7%)の結果で近年一次合格者が増加している現状です。特筆すべきは昨年に引き続き、女性が今年は2名が一次審査に合格しました。
見事合格されました皆様には、平素の修錬の成果が発揮された結果でありお慶びとお祝いを申し上げます。
残念ながら自分の力を十二分に発揮できなかった受審者の方々におかれましては、八段への合格という目標を掲げられた以上、挫折することなく捲土重来を期していただきたいと願います。
私の感じましたことは、剣道最高位の審査という特殊な場であることから、緊張したり、慎重になりすぎ打突の機会を作れず捉えることができなかったり、また思い切った「打ち切る」打突が不足していたように感じました。
会長からも気合(発声)・気迫不足とのご意見もありました。
一次審査の審査員からは
- 攻め勝って、打突の打ち切り
- ひかがみの力と溜めの不足
- 気力、迫力不足
- 無駄打ちが多い
- 位が不足
- 勢い、攻めの不足
- 着装不備、打突力不足
二次審査については近間の攻防が多かった、との意見がありました。
これらを今後の参考とし、八段審査の付与基準である「剣道の奥義に通暁、成熟し、技量円熟成る者、剣道最高位として相応しい実力と風格、品位」が必要であることを常に自覚されご精進を期待したいと思います。
岡田 一義
*この記事は、月刊「剣窓」2025年6月号の記事を再掲載しています。
行事概要
- 行事名
- 剣道八段審査会(京都)1日目
- 開催日
- 2025年05月01日(木)
- 会場名
-
京都市体育館
〒615-0864 京都市右京区西京極新明町1
阪急電鉄「西京極駅」下車 約150メートル 市バス「西京極運動公園前」下車 徒歩1分