女子委員会
全日本剣道連盟後援 岐阜県幼少年女子剣道講習会
令和7年12月7日(日)大垣市武道館において岐阜県剣道連盟主催の幼少年女子剣道講習会が開催された。静岡県より小山正洋範士を指導法講師としてお迎えしたほか、全剣連からは女子委員2名、有名選手も来県。第一線で活躍する先生方の技を間近で学ぶ貴重な機会となった。
開講式では、岐阜県剣道連盟、松葉忠文副会長の挨拶で幕を開け、終始活気に満ちあふれ、初心者18名、剣道具着用の小学生154名、一般女子60名の講習生が集った。岐阜県の女子剣道指導、幼少年剣道の発展を感じさせる1日となった。
【有名選手による講話】
東京都 畠中宏輔選手、和歌山県末永真理選手による貴重な講話の時間が設けられた。
・剣道を始めたきっかけ、本気で剣道をやろうと思った転機
・全国1位を目指すためのプロセス
・剣道に限らずどのようなことに対しても「本気で戦う」姿勢の大切さ
・周囲への「感謝の気持ちを忘れないこと」など、自身の経験に基づいたメッセージが送られた。受講生はもちろん、参観していた保護者の皆様も真剣な面持ちで聞き入っていた。
【幼少年経験者指導・合同稽古】
全体指導 剣道具組の稽古は、まず全員での素振りからスタート。
指導の中で、「大きな声を出すこと」といった気勢の重要性に加え、「振りかぶりの際に手首・肘・肩で五角形を作ること」「振った際には手首を伸ばすこと」といった、正しい姿勢と竹刀操作のポイントが具体的に伝えられた。
面を着けてからは「4年生以上」と「3年生以下」の2グループに分かれ、それぞれのレベルに合わせた丁寧な指導が展開された。基礎の充実から応用まで、熱のこもった稽古が続いた。
プログラムの終盤には、小山正洋範士、畠中宏輔選手、末永真理選手が元立ちとなり、希望者による掛り稽古が行われた。日本を代表する先生方に果敢に挑む幼少年たちの姿は、会場を大いに活気づいた。その後の合同稽古でも、全員が最後まで一生懸命に打ち込む姿が印象的であった。
【ワークショップ・初心者剣道体験・基本打ち】
別会場で、女子委員小西真里委員による初心者剣道体験が実施された。初心者の子供たちに剣道に興味を持ってもらえるよう「剣道じゃんけん」「送り足じゃんけんリレー」「新聞切り」「新聞ボール打ち」「風船割」等を行い子供たちは楽しみながら熱心に取り組んでいた。
午前中のプログラム終了後、幼少年の参加者は、畠中選手、末永選手とじゃんけんし、勝ちあがった講習生が2人のサイン入り色紙をもらった。幼少年講習生はこの後、閉会式を行い解散となった。
【幼少年段階別指導法】
午後からは、女子受講生に対する指導を女子委員山田博子委員が行った。
女子指導者の役割(保護者の剣道に対する期待・躾・心身体力の向上・根気など)、また正しい姿勢の基本となる「腰骨を立てる(立腰)」指導等、教育的な視点からの指導があった。また、子どもたちが楽しく学べる工夫として「手拭い攻防」「すり足リレー」「幼少年体験プログラム」等を紹介した。
その後、2人組での「手刀による指導法」「竹刀による指導法」を実践し、指導者としての具体的な教え方を学ぶことができた。
【指導法】
小山正洋範士からは、女子講習生へ向けて「志」に関する講話があった。「剣道に対して自分がどのようになりたいのか。目標に向かって何をやらなければならないのか。目的達成のために目標があり、自分なりに考える必要がある。自分の今のポジションを考えて指導にあたる(取り組む)必要がある」この言葉に、受講生たちは自らの剣道と向き合うことの重要性を再認識できた。
その後、実技指導に入り、切り返し、基本打ち(摺り足・踏み込み)の指導が行われた。休憩後、末永選手による小手打ちの指導がなされ、受講生は実践的な技の解説に活発な質問を出す等、熱心に受講していた。その後、全講師による合同稽古を行い指導法は終了した。
閉講式では、岐阜県剣道連盟、松葉忠文副会長より「今回の講習が自分の中だけでなく、道場に持ち帰り、今日の内容を書いて何回も何回もやってほしい。短い時間で基本が上達したのは素晴らしかった。来年はさらに上を目指して頑張ってほしい。」と挨拶され岐阜県の女子剣道の熱気と明るい未来を感じさせる素晴らしい講習会となった。












