女子委員会
令和3年度 第1回 都道府県剣道連盟の女子代表者による全国リモート連絡会議を開催
令和3年12月13日(月)、都道府県剣道連盟の女子代表者による全国連絡会議がリモートにより開催された。稲川泰弘会長・神谷明文副会長・中谷行道専務理事・佐藤厚子女子委員会委員長以下、女子委員10名、都道府県より47名の女子代表者が参加した。
冒頭、稲川会長から「各都道府県に女子委員会の設置を依頼してから1年半が経過した。女性剣道の組織化の目的のひとつに、女性剣士の稽古環境の維持改善が挙げられる。女性の場合、結婚・子育て等の時期は稽古の継続が難しい。知恵を出し合い、稽古の機会を増やしていくこと、昇段審査に向けた努力も大切である。全国的に組織化することで、知恵と力の結集がなされる」との挨拶があった。
会議では、全剣連女子委員会の令和2年度事業報告および令和3年度計画、昨年4月中央講習会で回収したアンケート調査等の報告があり、その後、4名の代表者(熊本県三嶋久美氏・大阪府横須ます子氏・東京都吉岡成子氏・三重県井上美奈子氏)により、各地の取り組みについて発表があった。
質疑応答では、稽古会や大会での託児ルーム設置について、保育士の確保や保険の契約等実務的な内容の他、女子稽古会については参加者の年齢層や工夫している点等の質問があった。女子稽古会や女子大会が子育て世代の剣道再開のきっかけになっていること等を共有した。
その後、全剣連女子委員会から、新企画「幼少年剣道の活性化を目指す女子ブロック講習会」の内容説明、「全剣連70周年記念 全日本都道府県対抗女子剣道優勝大会」が七人制になることと選手の年齢構成についての説明を行った。
最後に神谷副会長より、「この会議を機会に女性の稽古環境の改善、幼少年の指導普及等について、お互いの情報交換を活発にしてほしい」という挨拶があり、閉会した。
*この令和3年度 第1回 都道府県剣道連盟の女子代表者による全国リモート連絡会議を開催は、月刊「剣窓」2022年2月号に掲載したものを再掲載しています。