公益財団法人 全日本剣道連盟 All Japan Kendo Federation

アンチ・
ドーピング

アンチ・ドーピングについて詳しく学びたい方のために(コラム23)

 今年9月には、剣道世界選手権が韓国の仁川で開催されます。世界選手権ではドーピング検査が実施されます。また、全日本選手権・女子選手権、国民体育大会など、国内でもドーピング検査が実施される大会が控えています。「アンチ・ドーピングについてもっと良く知りたいのだけれど、どうやって学べば良いの?」という声を聞くことがあります。今回は、アンチ・ドーピングに関する教育資源について、お伝えしたいと思います。

 まず、全日本剣道連盟のサイト内には、「剣道におけるアンチ・ドーピング」というページがあり、情報がまとまっています。特にお勧めなのは、「剣士のためのアンチ・ドーピングマニュアル」です。剣道に関連するアンチ・ドーピングの基本的な情報がわかりやすくまとまっています。オンラインショップでは1冊300円で冊子を購入することもできます。他にも「注目:うっかりドーピングを防ぐために」など、このサイト内にはアンチ・ドーピング委員会で作成した様々な資料を掲載しています。

 次に、JADA(日本アンチ・ドーピング機構)のサイト内にある「アスリートサイト」です。検査の手順の動画や、治療薬を事前に届け出る手続きの詳しい方法などが紹介されています。JADAのサイトから、ドーピング手続きに必要な資料は全てダウンロードすることができます。また、ドーピングに関連するニュースも紹介されています。

 続いて、Global DRO JAPANサイトです。実際に薬の名前を入力して検索すると、禁止物質かどうかを調べられます。処方箋薬だけでなく、市販薬もある程度掲載されており、自身で調べたい時に便利です。

 最後に、日本スポーツ協会サイト内のアンチ・ドーピングに関するページです。使用可能薬のリストが掲載されており、市販薬を購入する際に役立ちます。また、国民体育大会におけるドーピング検査の状況が公開されているため、参加する方は事前にチェックしておくと良いでしょう。

アンチ・ドーピング委員会
委員 濱井 彩乃

* この記事は、月刊「剣窓」2018年8月号の記事を再掲載しています。