この度、全剣連公式ホームページおよび公式Flickrに公開した写真は、この大会に参加されていた東ひがし 恭朝やすとも氏（剣道範士八段）のご子息の武生たけお氏（東京都杉並区）より、全日本剣道連盟に寄贈いただいた写真資料の一部となります。

　第１回国際社会人親善剣道大会は、孫文先生生誕100年を記念して、1965年（昭和40年）11月21日、台湾台北市公売局体育館で日本・アメリカ（美国）・琉球・台湾（中華民国）の参加により開催されました。

　さらに翌年11月、沖縄で行われた第２回大会後、森 寅雄範士（米国）と全日本剣道連盟副会長兼専務理事・大谷一雄範士の会談がなされ、1967年10月４日には全日本剣道連盟主催による第１回国際親善剣道大会が開催されます。

　その後、世界的組織の結成と大会の実施を望む機運が高まり、1970年４月４日に国際剣道連盟（IKF：International Kendo Federation、現在のFIK）が設立され、翌５日には、第１回世界剣道選手権大会の団体戦が日本武道館、10日には大阪市立中央体育館にて個人戦が開催されました。

　この第１回国際社会人親善剣道大会は、剣道の国際的発展の端緒となったもので、世界大会の先駆けとなる大会であり、今回寄贈をいただいた写真資料は大変貴重な資料です。

　この場を借りて厚く御礼申し上げます。

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