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審査会

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剣道八段審査会(京都)2日目

開催日:
2016年05月02日(月)
会場名:
ハンナリーズアリーナ(京都市体育館)
受審者数 合格者数 合格率 形再受審
814 9 1.1% 0

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審査員の寸評(実技)

 今回見事合格された方々、おめでとうございます。中でも70歳代2名の方の合格には感動いたしました。心からお祝い申し上げます。

 審査においては、礼法、着装を正しく、蹲踞から立ち上がり、構えた姿勢が自然体で隙がなく心に余裕を持ち、気力を充実、集中、持続し(気攻め)、剣先で中心を取り相手を圧し(剣攻め)、適切な間合の攻防から攻め勝ち(体攻め)、機会を作り、機会を見逃さず、捨身で打突し残心のあるもので、さらに八段位にふさわしい品位、風格が備わっていることが求められるのではないでしょうか。

 今回感じたことを述べますと、
一、立礼、蹲踞、構えまでの過程を習慣的にならず大切にすること。
一、気勢、気迫が伝わってこない。
一、剣先の攻防不足。
一、間合が不適切。
一、攻め、崩しがない。
一、捨身になり切れない。
一、打突部位の呼称が不明瞭。
一、打突後の整えがない。縁が切れる。等々

 以上、感じたことを述べましたが、今回不合格になられた方々は、個々の不足の点を見つけ初心に帰り平素の稽古から、素振り、打ち込み稽古、掛かり稽古等の基礎をしっかり見つめ直し、気勢、剣勢、体勢、懸待一致の攻防、冴えのある捨身の打突等を心掛けることにより、段位にふさわしい品位、風格を体得できるのではないでしょうか。

 どうぞ次回合格を目指し、反省、努力を重ね、精進されますことをお祈り申し上げます。

伊藤 陽文
*この記事は、月刊「剣窓」2016年6月号の記事を再掲載しています。

行事概要

行事名
剣道八段審査会(京都)2日目
開催日
2016年05月02日(月)
会場名
ハンナリーズアリーナ(京都市体育館)
〒615-0864 京都市右京区西京極新明町1
阪急電鉄「西京極駅」下車 約150メートル 市バス「西京極運動公園前」下車 徒歩1分
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