公益財団法人 全日本剣道連盟 All Japan Kendo Federation

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剣道八段審査会(京都)2日目

開催日:
2013年05月02日(木)
会場名:
京都市立体育館
受審者数 合格者数 合格率 形再受審
1,011 7 0.7% 0

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審査員の寸評(実技)

 第二次審査(1日目、2日目)の寸評を述べさせていただきます。まず合格されました先生に心からお祝いを申し上げます。先生方の姿勢、着装、礼法は良かったと思います。しかしながら構え、立ち姿、気勢(発声)が審査用の感じがいたしました。特に気勢(発声)が間ま のびした長い発声で、メン、コテ、ドウとはっきりした気迫のある発声が少なかったと思います。

 私自身評価する点として、
一、攻め、気迫があり間合のとり方、打突の機会を捉えている。
二、好機を捉え捨てきって打っているか。それが有効打突になっているか。
三、手の内に冴えがあり、しっかりとした打ちであるか。
四、無理な技、無駄打ちをしていないか。

 一~四のような点を参考にしていただきたいと思います。日頃の稽古から基本技の練習を取り入れて、地稽古の時は審査を受けている気持ちで立合の時間(2分間)にどれだけ自分の実力を発揮できるか、表現できるかを考えて稽古をしてもらいたいと思います。

 先生方も大変と思いますが、剣道人生の目標、励みとして一層の精進を祈念して寸評といたします。

有馬 光男

審査員の寸評(剣道形)

 京都八段審査会において、実技二次合格者の剣道形審査を岩立三郎・島野大洋両範士と3名にて担当しました。初日10名(前回剣道形不合格者1名を含む)、2日目7名の審査でした。

 今回の受審者全員、日頃剣道形に真剣に取り組んでいる姿勢の伝わる、気力ある大変立派な形を打たれ、2日間を合わせ17名全員が合格をされました。おめでとうございます。

 八段は剣道の最高位であり、剣道界を担う指導者として、常に品位・風格を兼ね備えた剣風を心掛け、剣道修業の三本柱(稽古・剣道形・試合)を満遍なく修錬して欲しいと思います。合格された皆様には、今後さらに指導者として活躍の場と機会が多くなることと思います。指導者としての自覚をさらに高め、特に剣道形については、形の重要性をより深く理解・研究をされ、常に『日本剣道形解説書』『講習会資料』等を熟読され、正しい剣道形を身につけると共に「形の指導法」も併せて研鑽を重ね一層の努力・精進されますことを期待致します。

矢野 博志
*この記事は、月刊「剣窓」2013年6月号の記事を再掲載しています。

行事概要

行事名
剣道八段審査会(京都)2日目
開催日
2013年05月02日(木)
会場名
京都市立体育館
〒615-0864 京都府京都市右京区西京極新明町32番地
(1)京都駅より番号73洛西バスターミナル行―西京極運動公園前下車 約20分(2)武徳殿の近くでは京都会館美術館前より番号32京都外大前行―西京極運動公園前下車 約30分(3)阪急電鉄西京極下車 約150メートル
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