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審査会

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杖道七段審査会(大阪)

開催日:
2018年08月24日(金)
会場名:
大阪市中央体育館

審査会結果

受審者数 合格者数 合格率
43 4 9.3%

合格者氏名一覧
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審査員の寸評

 8月24日、強い台風は早朝過ぎ去ったものの猛烈な残暑の中、大阪市立中央体育館において標記審査会が実施されました。

 指定技は、六段は制定形12本の内その奇数にあたる6本、七段は偶数にあたる6本でした。

 審査の結果は六段は45名中10名、七段は43名中4名が合格という結果でした。

 今年の夏は特に酷暑の毎日でした。そんな中での稽古の連続!、見事に合格された皆様には心からお祝いを申し上げるとともに、今後の杖道界発展のためにご活躍を期待致します。

 さて今回の審査で感じたことを全体的に申し上げます。

  1. 日頃の稽古相手と異なったせいか、ミスをしないことに拘りすぎか?技にダイナミックさが欠ける方が多くみられました。本番は誰でも緊張します。本番を意識した事前の稽古に心掛けて集中力と気勢、そしてミスに動じない胆力を涵養して迫真性に満ちた技前を目指して下さい。
  2. 太刀の「技の起こり」に対する「後の先」を認識しましょう。相手の「起こり」より先に動かない、「攻め」と「我慢」を修得して下さい。
  3. 風格を一考しましょう。礼法・着装は武道の精神面の根本です。特に袴の着付けと、「頭持ち」を正して正中線がずれない姿勢、そして自信に満ちた発声に心掛けて下さい。力みのない姿勢、正しい動作は一人稽古で修得できます。
  4. 杖・太刀の握りが不適当な方が見られました。太刀では切り手、杖では払う・巻く・受ける・打突等の動作において正しい理法が発揮されず「物打」に勢いが表現されません。千変万化する杖の握りは、太刀の握りの「手の内」に学びましょう。

 以上感じたことを述べましたが、今一度自身の技前を単独・相対基本に照らして確認すると同時に、周囲の人及び高段位の人から注意・指導を受けたことを素直に反省そして修正し、今までの不首尾を整え次回こそ目的を達成して下さい。努力は必ず報われます。

藤﨑 興朗
*この記事は、月刊「剣窓」2018年10月号の記事を再掲載しています。

行事概要

行事名
杖道七段審査会(大阪)
開催日
2018年08月24日(金)
会場名
大阪市中央体育館
〒552-0005 大阪府大阪市港区田中3-1-40
地下鉄 中央線「朝潮橋」下車、2番出口より西へ徒歩3分
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