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新刊紹介:免疫と「病」の科学 万病のもと「慢性炎症」とは何か

免疫と「病」の科学 万病のもと「慢性炎症」とは何か
宮坂 昌之/定岡 恵・共著
講談社 本体1,100円(税別)
免疫は「疫を免れる=病気にかからない」ための体の反応。それは「炎症反応」により始まる事が分かり、更に、炎症反応は近年の研究で①白血球だけでなく全身の細胞で起きる②体外からの異物だけでなく尿酸結晶等の生体由来成分も起こす事が発見された。本来一過性の炎症反応が長引き「慢性炎症」に移行すると、がん・糖尿病・認知症等、万病のもととなる事も徐々に解明されてきた。
本書は、それらの仕組みと、関連の深い病気の治療法、そして慢性炎症の予防法を、多くの図版を交え平易に解説、健康長寿への秘訣を説く。
著者の宮坂氏は、剣道教士七段、元日本免疫学会会長、現在、大阪大学特任教授、全剣連アンチ・ドーピング委員会委員長を務め、本文の多くを執筆。定岡氏は、剣道五段、宮坂氏の長女で理化学研究所生命機能科学研究センター勤務、本文に見合う図版も作成。