公益財団法人 全日本剣道連盟 All Japan Kendo Federation

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海外渡航中の審査会等への参加についての注意喚起

 現在、国際剣道連盟(FIK)には62の国と地域が加盟し、海外での剣道普及が確実に進んでいます。全剣連ではこれまで、海外渡航中の審査会等への個人による参加依頼については、以下を原則とし、また下記URLに記載した対応をしてまいりました。

  1. FIK加盟国から昇段審査を依頼された場合は、あらかじめ全剣連会長の承認を得て出発する事。
  2. FIK加盟国といえども、個人的な関係で審査に応じない事。
  3. FIK未加盟の国においては、FIKから要請があった場合を除き、審査に応じない事。

 全剣連HP > 全剣連のお知らせ
  > 海外渡航中の審査について留意すべきこと (2020/01/21更新)

 日本ではワクチン接種など感染防止対策の効果等で感染者数が大幅に減少しており、ワクチン接種等が進んで稽古・試合を再開している国・地域から、審査会等への招聘機会が多くなるものと思われます。

 しかしながら、海外においてワクチン接種は進んでいるものの、日常生活でのマスクの着用の緩和など規制緩和策は国ごとに大きく異なり、ワクチン接種率が高いにもかかわらず人口当たりの感染者数が日本の十倍から数十倍の国が多くあります。

 また、各国・各ゾーン剣道連盟でも国の規制緩和に伴い稽古・大会・審査会等が順次再開されていますが、日本で使用されている剣道マスク・シールドの入手が困難な国も多く、剣道マスク・シールドなしでの稽古を行っている国が数多くあることが判明しています。海外への渡航については現状では帰国後の待機期間もあり、本格再開にはまだまだ時間が掛かるものと思われます。

 全剣連にも審査会等への講師派遣依頼が届いておりますが、現地の感染拡大状況および医療対応、日程・移動・内容等において感染リスクを最小限に抑える対策が取られているかどうか、渡航中に万が一感染が判明あるいは重篤化した場合の対応・補償等を様々な角度から検討し、派遣の可否を決定することとしています。

 海外の審査会等への個人への招聘対応については、冒頭に記しましたことを今後も原則としますが、会員各位におかれましては審査会等への参加依頼がありましても、現地での剣道における感染対策が全剣連ガイドラインと同等のものであるかなどを十分に確認されたうえで判断していただきたく、お願いいたします。なお、海外での審査会等への参加を申請されましても、現地の感染拡大状況および感染防止対策等の観点から、全剣連として承認しかねる場合もありますので、この点もあらかじめご承知おきください。

以上

会員の皆様へ 海外渡航中の審査会等への参加についての注意喚起

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