一般財団法人 全日本剣道連盟 All Japan Kendo Federation

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海外渡航中の審査について留意すべきこと

常任理事(国際担当)舟木  隆
常任理事(審査担当)蒔田  実

現在、国際剣道連盟(FIK)には59の国と地域が加盟し、海外での剣道普及が確実に進んでいます。

次回フランスのパリで開催される第18回世界剣道選手権大会を2021年5月に控え、さらに多くの国の剣士達から、日本人指導者への期待高まると共に、招聘の機会も多くなるものと思われます。

つきましては、全日本剣道連盟所属の日本人高段者による海外渡航中の段位審査について、既に月刊『剣窓』やホームページ等で、十分な注意のもとに行われるようお願いしている所ですが、この度改めて注意を喚起させて頂きます。

FIKでは、加盟国間における段位は相互に認め合っております。また、審査に関して、原則としてFIK加盟団体による他のFIK加盟団体の地域内での審査を認めない等、加盟国及び非加盟国での段級位審査に係る取り決めを行っております。

全剣連としては、FIKの取り決めを踏まえ、日本人渡航者による外国での審査は、全剣連会長が委任した派遣者以外には原則として承認しておりません。ただしFIK加盟国については、やむを得ず日本からの渡航者に審査を依頼する場合には、当該国剣連会長から全剣連会長に承認を得る必要がある旨通達しております。

個人的な旅行で他国を訪問した際、その国の要請を受けて審査員として加わる機会も生じると推察されますが、次の点に十分な注意をお払いください。

(1)FIK加盟国から昇段審査を依頼された場合は、あらかじめ全剣連会長の承認を得て出発する事。

(2)FIK加盟国といえども、個人的な関係で審査に応じない事。

(3)FIK未加盟の国においては、FIKから要請があった場合を除き、審査に応じない事。

以上3点に留意され、海外渡航に伴う審査については、その国の主権を尊重してトラブルの無い、良好な国際関係が維持できますよう格段のご協力をお願い致します。また称号は相互承認の対象ではありませんが、称号に関わる審査員の依頼を受ける場合も本件に準じた手続きを取るようお願いいたします。

なお、渡航先について、FIK加盟・未加盟が不明の時は、全剣連にお問い合わせください。

*写真は「第44回外国人剣道指導者夏期講習会」のものです。

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